CLIENT : en-japan
- 前田 知巳
- コピーライター, クリエイティブディレクター
- 小田 勇介
- アートディレクター, デザイナー
「人材」という点で、明らかにこの国は、宝の持ち腐れです。
「埋蔵人材」という言葉をご存知でしょうか。
活力、能力、ともに溢れているがゆえに、就活の時点で企業に早々と囲い込まれ、
なのに何年たってもさしたる活躍の場も与えられず、
まさに「埋もれたまま留め置かれている」状態にある人々のことです。
「人と企業の出会いとその先」に関わるのが仕事の、私たちエンジャパンからすれば、
今の日本には、この「埋蔵人材」がかなりの数まで増えてきている、というのが正直な感覚です。
誤解を恐れずに、敢えて言います。
「埋蔵人材」という現象は、せっかく「一億総活躍社会」を標榜する日本でありながら、
逆に根もとの部分から大損失をもたらすであろう事態だということです。
もし「優秀だと思われる人材は、とりあえず採っておこう」という企業があるとしたら、
ぜひ分かってもらいたい。結局、その姿勢は自らの資産に付与していかないでしょうし、
ひいてはこの国・この社会の将来への可能性を間引きしているに等しい。
一方、「一流とされる企業に入れば、それなりに一流のキャリアが積める」と
考える若い人(および親の方がた)には、それが約束されるほど、
もはや世の中は単純ではない、ということを知ってもらいたいのです。
残念ながら、「風通し良く人を育て、自らの企業をさらに育てていく」ということができず、
古い殻に収まっている企業は少なくない。一方で、若くて優秀とされる人たちにも、
やはり就職先を選ぶことに関して、古いイメージの殻の中で考えている場合が多い。
エンジャパンは、企業サイド・人材サイド、双方にあるそういう
「古い殻」を破るサービスを展開していきます。そうすることで、新しく生まれてくる、
あるいは企業にいながら力を発揮しきれていない、そういう様々なポテンシャルがより柔軟に、
最大限に活かされる社会づくりに貢献していくつもりです。
私たちは今こそ聞いてみたい。
あなた自身、もしくは、あなたの周りに、埋もれたままの人はいませんか。
人を考え、この国を考える。エンジャパン